Morioka-sao 石澤和竿毛鈎工房 竹イメージ画像

プロフィール

竿 師

Ishizawa Hiroshi

石澤 弘

石澤弘プロフィール画像

1944年に盛岡市鉈屋町に生まれる。
釣りの楽しさに目覚めたのは小学校低学年の時、
父に連れられ北上川で釣りを体験したことがきっかけだった。
初めての釣りにも関わらず、大物を釣り驚かれたと言う。
釣具店は父が漁師の網を軒先で売るようになったのが始まりで、網の他にも竿や毛鉤を作るようになったため工房が併設された。
子どもの頃は家業を手伝い、中学卒業後は市内の会社に5年勤めた後、自身の夢でもあった竿師の道に入る。
当時、盛岡竿の工房が数件あったが、他に負けない物を作りたいという思いから、漆塗りの技術を学ぶため漆工房を訪ねた。
竿師として転機が訪れたのは40代の時で、百貨店の催事場で京都の竿師と出会ったことだった。
親子ほど離れた年の師匠に「京は雅、江戸は粋、お前の竿は地味」と言われ、師匠の作る雅な竿に憧れ、積極的に技術を取り入れた。

《 主な受賞・受章歴 》

平成12年 盛岡技能功労賞 受賞
岩手県卓越技能賞 受賞
平成15年 現代の名工として表彰される
平成25年 黄綬褒章 受章